一生分 笑う 。
去年の今頃だったか、
出張先(便宜上"出張"って事で...w)のホテルで偶然観た映画を思いだした。
1000円で観放題のヤツね。
あっ、
AVじゃないよ(汗)
題名は、「the BUCKET LIST」
邦題はコレ↓
ご存知の方も大勢いらっしゃるだろう。
言わずと知れた、
ジャックニコルソンとモーガンフリーマンとが共演した、
ハートフルコメディ映画だ。
一応、続きあります
内容は...丸投げw
詳しくは
コチラや、
オフシャルサイトの
コチラをご覧下さい。
(↑勝手にリンクしてます。ご迷惑でしたらご一報を)
キーワードは[ 棺桶リスト ]と呼ばれる一枚のメモ。
今までマジメに生きる事だけしか出来なかった、
モーガンフリーマン演じるカーターが書き込んでいた、
"棺桶に入る前までにやっておきたい事リスト"。
それを、
カーターは途中まで書いて、
バカバカしいと言いながらメモを投げ捨てる。
そもそも、今更、
そんな時間もお金も無いじゃないかと...
その様子を見ていた、
同じ病室に入院しているジャック演じるお金持ちのエドワード。
そのメモを拾い上げて、
一緒に実行しようと持ちかける。
ジャックは棺桶リストに自分の分のリスト数行付け足し、
「お互いに6ヶ月しか時間が無いが、幸いにして俺は金持ちだ!」と言い放つ。
二人が病院を抜け出し、
自家用ジェットで世界中を回り、
棺桶リストを1つづつ消していくのは愉快だった。
リストの一つである、"一生分笑う"事は、
カーターの死の直前に見事に成し遂げられる事となる。
いつの間にか、
私はある人物とカーターを重ね合わせていた。
この映画を観た数週間前、
妻の父親が肺がんを宣告されていたのだ。
余命は1年。
まさに義父はモーガンフリーマンそもものだった。
あまり目立たず、口数の少ない義父。
映画同様に、
家族から愛され、
陽気な親族や孫たちから愛され、
果ては私のような変○にまで愛されていた義父。
あと1年と宣告され、
残された時間で私は何が出来たのか?
私が大富豪のエドワードの立場なら、
義父の望む何かをしてあげられただろうか?
否。
恐らく義父は何も望まなかっただろう。
日々衰弱していく身体を気にも留めず、
笑顔だけは絶やす事は無かった。
割箸薪の話をした時もニヤニヤしながら快く聞いてくれた。
亡くなる数週間前、
私が、「今度はスモークソーセージに挑戦したいんですよ〜」
なんて相談すると、
抗がん剤の影響で痩せて黒ずんだ顔に生気が宿り、
とたんに肉屋の"顔"に戻った事は今でも忘れられない。
結局、
私はただ見守る事しか出来なかった。
それしか出来なかった事に憤りを感じさえもする。
あっ、
お化けになって出てくる時は連絡下さいね。
心の準備がありますから...
と、
死してもなを、冗談も言えるくらいの良い義父でした m(_ _)m
享年66歳。
今はただ安らかにお眠り下さい。
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