スモーカー第5部「熟成」(ロースハム編)
スモーク記事に関する
第1部「契機」は
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第2部「追憶」は
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第3部「起動」は
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第4部「熟成」(ベーコン編)は
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第6部(最終章)「浄化」は
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番外編 ロースハムの巻き方「完璧編」は
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調子に乗って第5部まで来ました。
熟成期間の違い(約3日)を利用して、仕込んでいた
ベーコンとロースハム。
前回のベーコンが美味しく出来たので、
ロースハムでもあの栄光を再びってことで、
頑張ってみました↓
製作過程に興味のある方は”続きを読む”からご覧ください。
ベーコン同様に教科書を熟読し、
材料を揃えます。
ってか、コリアンダーってなに?
ハ、ハムもベーコンに習って、今回もシンプルで行きましょうか
タマネギとニンジン、ローリエの葉。
砂糖、塩、コショウ、ガーリックパウダー だけ。
野菜類を荒ミジンに刻んでおきます。
次は、お肉。
可能な限り新鮮なお肉を用意します。
下の写真のように切り込みを入れて開き、
そして
再登場の肉刺し器で、
グッサグッサ
に刺しまくります
理由はもうお分かりですね?
調味料を刷り込むように馴染ませて、
ジップロックの中に入れ、
先ほど刻んだ野菜で肉を挟み込むようにして密封します。
もちろん
2重で
後はそのまま冷蔵庫で10日ほど熟成させます。
そのうちに野菜の水分が染み出てきますから、
水分が肉全体に回り込むように、
ベーコン同様、サボらないで毎日ひっくり返します。
その間にスモーカーを完成させて......と。
10日経ちますとこんな感じになります。
野菜や調味料を洗い流して、
流水で3〜4時間塩抜きです。
スゴい色合いになってますが気にしないで下さい。
コレが普通ですから。←マジで。
よく水分を拭き取り、
冷蔵庫で10時間程寝かせます。
さて、いよいよロースハムの要。
「巻き込み」です。
脂肪の部分を外側にして出来るだけキツク巻き込み、
さらしで包んで、
亀甲縛り
いや、
ただ単にきつく縛ります。
女体ならばクレーム必死の縛り方ですが、
気にせず縛り上げて下さい。
そう、いつものイメージで。
......
巻き込みが甘いと肉の結着が上手く行きませんよ。
しかし、この縛り
何回やっても上手く行きません。
もしかして向いていないのかも
だって、
お手本はこんな感じだもの↓
((*後日、いい感じの縛り方を開発しましたコチラからどーぞ。))
まぁ、縛っちまったもんはしょうが無いですよね。
気を取り直して完成したスモーカーに投入です。
写真はありませんが、
50℃〜60℃で、チップなしの温熱乾燥を2〜3時間。
次いで60℃で3時間のスモークです。
あ、飽きてきました? もう少しで完成です。
帰らないで下さいね。
お次の行程はボイルです。
ワトソン君はコナンドイルです。
予め大きな鍋に40℃のお湯を沸かしておきます。
そこにスモークしたロースハムを入れて、
徐々に温度を上げ、
70℃〜75℃で2時間ボイルします。
決して75℃以上に温度を上げない事。
温度管理には十分ご注意を。
サーモのセンサーは、空気中では鈍感(ある程度ね)ですが、
液体の中では熱伝導率が良いためか、結構シビアに反応してくれました。
ボイルの時もスモーカーの中で行いましたので、
断熱効果が良く、上手く行ったと思います。
2時間経過しましたらソッコーで冷水ダイブです!
最低30分は泳がせて。
ソレが終わったら良く水気を拭き取って、小1時間くらい風にさらします。
ラップに包んで冷蔵庫で寝かせれば、
完成〜!
↑見た目ワルっ!
食べ方は色々ありますが、
ここはやっぱり
ハムサンドぉ〜
でしょう?
2mm!2mmの厚さに切り、
マスタードたっぷりのパンに挿んで、
召し上がれ
過去最高の出来映えです。
まぁ、こんな感じで再び実験は大成功を修めました。
冷蔵ショーケース型スモーカーも、
これで我が家の一員です。
後は、次回のミッションに備えて、
汚れたスモーカーを綺麗にしとかないとね。
それのレポートは後ほど。
↑え、まだ続くの??
続きます。
次回、
汚れちまったスモーカーをバージン同然の輝きに!!
これであなたも10歳若返える!!
驚きの白さに!!
とうご期待!!
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