ゆでタマゴをスモークしてみる
電球のフィラメントで有名なトーマス エジソン(1847 - 1931)。
彼は明るくて長持ちするフィラメントを完成させるにあたり、
約10000個もの試作品を作り、実験を続けたと言う。
つまり、10000回もの失敗を繰り返したのだ。
しかし、
彼はそれを「失敗」と言わず、
「10000個もの使えないフィラメントの
作り方を学んだ」
と、言ったとか言わないとか。
今回は、
フィラメントの代わりに、
タマゴを使った実験の記事になります。
題して、
「ゆでタマゴをスモークしてみる」
さて、
いくつの美味しくないスモークタマゴの作り方を学べるのか?
興味のある方は”続きを読む”からドーゾ。
前回、思い付きで制作した、
スモークタマゴ(笹カマも)はどんな感じになったのか?
説明しなければなりませんね。
結論から言えば、
大失敗でした
写真が無いので想像力をフルに発揮して欲しいのだけれど、
見た目は旨そうなんです。
でも、
味は最悪。
どうしたらこんなにマズいタマゴが作れるの?
ってくらい不味いものに。
いぶし過ぎで、アクが強く、
仕方なく廃棄処分としましたが、
なんとももったいない事を
失敗の原因は、
下味もつけずに、投入したのと、
いぶし過ぎ。
熱源に近すぎたため、
温熱乾燥時ばりに乾燥し過ぎて、
表面は硬く、
まるで殻付きをそのままスモークした感じになりました。
笹カマも同様ね。
その後、いろいろと実験を繰り返すうちに、
まぁ、満足出来るスモーク卵を作れる迄に至りましたが......。
こんな感じでね↓
スモーク卵と言えば、
ソミール液を使うのが一般的ですよね?
そうそう、
あの
炭焼き小五郎さんも自宅に大量保管していると言う、
ソミール液。
私自身、試したい方法の1つなのですが、
未だ実現には至っておりません。
なぜって、
ソミール液の状態から、
仕上がりの味を想像出来ないので、
躊躇しています。
まぁ、ハムやベーコンもそうなんですが.....。
慢性的なネタ切れなんで、
そのうちにでもやってみようかな?
では、早速スモーク作業に移りましょうか。
仕事の関係上、
真夜中のスモーキングです。(あやしい?)
塩味をつけた卵は、
冷蔵庫に入れずに
常温のまま投入します。
冷たい卵はスモーカーの中で結露を起して、
キレイに色がつきません。
初めに温熱乾燥を行いますが、
数々の失敗から、
卵の下にアルミホイルを敷いておくと塩梅がいいです。
アミの上に直置きすると、
どうゆう訳か、接地面が変色するので、ご注意を。
温度が65℃になり、
表面が乾いてきたらチップを入れて放置です。
時間は適当 ^^
最初のチップが灰(炭?)になったら、
卵をひっくり返してやります。
そして、再度チップを投入。
通常はこれで終わりますが、
色合いが薄いようでしたら、
もう一度、半分の量のチップで再度スモークして下さい。
その後、
風乾作業を行いますが、
あまり乾燥させすぎると、
表面が硬くなって美味しくなりません。
あら熱が取れるくらいで十分です。
また、
スモークする前に薄皮をきちんと取ってやらないと、
こんな感じになります。
さらに、
茹でた時点で、
ヒビが入ったものは、
飽和塩水に入れない方がいいですよ。
ひび割れから塩分が入り込み、
非常〜に、しょっぱいものになりますから!
そんなわけで、
梅雨に時期にも突入しましたからね。
スモークには全く適さない季節です。
朝方の寒い時間が勝負です。
次は、
何をスモークしましょうか?
え?
ソミール液?
......
ソミール液......。
やってみよ〜かな(笑)
ではまた
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