ゆでタマゴをスモークしてみる

ちん婆

2009年06月25日 04:35

電球のフィラメントで有名なトーマス エジソン(1847 - 1931)。

彼は明るくて長持ちするフィラメントを完成させるにあたり、

約10000個もの試作品を作り、実験を続けたと言う。

つまり、10000回もの失敗を繰り返したのだ。

しかし、

彼はそれを「失敗」と言わず、

「10000個もの使えないフィラメントの作り方を学んだ」

と、言ったとか言わないとか。

今回は、

フィラメントの代わりに、

タマゴを使った実験の記事になります。

題して、

「ゆでタマゴをスモークしてみる」


さて、

いくつの美味しくないスモークタマゴの作り方を学べるのか?

興味のある方は”続きを読む”からドーゾ。




前回、思い付きで制作した、

スモークタマゴ(笹カマも)はどんな感じになったのか?


説明しなければなりませんね。

結論から言えば、

大失敗でした

写真が無いので想像力をフルに発揮して欲しいのだけれど、

見た目は旨そうなんです。

でも、

味は最悪。

どうしたらこんなにマズいタマゴが作れるの?

ってくらい不味いものに。

いぶし過ぎで、アクが強く、

仕方なく廃棄処分としましたが、

なんとももったいない事を


失敗の原因は、

下味もつけずに、投入したのと、

いぶし過ぎ。

熱源に近すぎたため、

温熱乾燥時ばりに乾燥し過ぎて、

表面は硬く、

まるで殻付きをそのままスモークした感じになりました。

笹カマも同様ね。


その後、いろいろと実験を繰り返すうちに、

まぁ、満足出来るスモーク卵を作れる迄に至りましたが......。

こんな感じでね↓



スモーク卵と言えば、

ソミール液を使うのが一般的ですよね?

そうそう、

あの炭焼き小五郎さんも自宅に大量保管していると言う、

ソミール液。

私自身、試したい方法の1つなのですが、

未だ実現には至っておりません。

なぜって、

ソミール液の状態から、

仕上がりの味を想像出来ないので、

躊躇しています。

まぁ、ハムやベーコンもそうなんですが.....。

慢性的なネタ切れなんで、

そのうちにでもやってみようかな?



では、早速スモーク作業に移りましょうか。

仕事の関係上、

真夜中のスモーキングです。(あやしい?)


塩味をつけた卵は、

冷蔵庫に入れずに常温のまま投入します。

冷たい卵はスモーカーの中で結露を起して、

キレイに色がつきません。

初めに温熱乾燥を行いますが、


数々の失敗から、

卵の下にアルミホイルを敷いておくと塩梅がいいです。

アミの上に直置きすると、

どうゆう訳か、接地面が変色するので、ご注意を。


温度が65℃になり、

表面が乾いてきたらチップを入れて放置です。



時間は適当 ^^

最初のチップが灰(炭?)になったら、

卵をひっくり返してやります。


そして、再度チップを投入。

通常はこれで終わりますが、

色合いが薄いようでしたら、

もう一度、半分の量のチップで再度スモークして下さい。



その後、

風乾作業を行いますが、


あまり乾燥させすぎると、

表面が硬くなって美味しくなりません。

あら熱が取れるくらいで十分です。

また、

スモークする前に薄皮をきちんと取ってやらないと、

こんな感じになります。


さらに、

茹でた時点で、

ヒビが入ったものは、

飽和塩水に入れない方がいいですよ。

ひび割れから塩分が入り込み、

非常〜に、しょっぱいものになりますから!




そんなわけで、

梅雨に時期にも突入しましたからね。

スモークには全く適さない季節です。

朝方の寒い時間が勝負です。




次は、

何をスモークしましょうか?

え?

ソミール液?


......


ソミール液......。

やってみよ〜かな(笑)


ではまた



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