ではでは、妄想時間の始まりです♪
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石巻市中心市街地再開発(案)
これから考えられる街づくりとして...
巨費を投じるだけのメリット(対比費用効果)が無ければ意味はありませんし、
震災前と同等の現状を復帰させるだけなら
今後確実に中心市街地は衰退し、
ゴーストタウン化してしまいます。
(だって、石巻って震災前から衰退してたでしょ?ボソw)
更に言えば、
中途半端で場当たり的な都市計画なら、
いっそ何もしない方がまだマシという思いもあります。
川辺の利を生かしつつ、魅力あふれる街にするためには、
第一に、災害に強い街であり
第二に、安全安心である街であり
第三に、人が集まり、また、
そこに人が住む街であるべき
と考えます。
今回のレポートは、
「蛇田地区にすべてを集約させれば...」という機運が高まりつつある中、
差別化を図りつつ、石巻全体のバランスを保ちながら
"誰も損をしないシステム"
の構築化を目指そうという提案です。
大きく分けて3つ。
その中でも、
#3の言わば大規模な「水屋」方式案をレポートします。
#1土盛りかさ上げ案(スーパー堤防?)
川岸に3.5mもしくは5.0mの堤防を築き、
市街地を2、3m土盛りし、街全体をかさ上げ。
その最大のメリットは安全、安心。
デメリットは、
莫大な費用と工事期間、著しい景観の遜色、
地権者との交渉難航?
#2いっそベニス案
道路を掘り下げ、水路化。
交通は船で行われ、街全体を日本のベニスにして観光地化する…ってのは冗談で、
江戸時代からある割り堀を復活させ、
水害時の防災に役立てる。
合わせて水運の利も兼ね備えれば観光面でも有効では。
#3言わば大規模な「※水屋」方式案
水害(津波)は来て当たり前と定義し、減災型の街づくりを構築する。
※「水屋=みずや」:しばしば洪水に見舞われる低湿地帯農村で、非常用物資を備え、
また避難所とするため、高く土盛りした敷地の上に建てられた特殊な家屋。
大河川の下流域に多く残る(広辞苑 第六版から抜粋)
脱出用に船まで隠しているそうです。
基本開発
○石巻駅→ホーム乗り入れを2階にし、
地上階を中里(ナリサワ前道路)と繋ぎバイパス化を図る。
2階にする事で、東西の踏切をアンダーパス化出来、交通渋滞の緩和を見込む。
水没が著しかった現市役所とは2階で連結。
○中央交番から北上川対岸に橋(内海橋は歩道にし、中瀬の観光施設との連絡路に)
牧山を経て湊、渡波地区へ(津波、洪水時の避難道路兼用)
○土盛りした幹線道路の構築。
中心市街地から蛇田、湊(新漁港)、南浜(工業港)に至る堤防機能を持たせた
幹線道路を作り、"住む"場所と"働く"場所を結ぶ道路にする。
○市立病院を旧市役所跡地に移転建設
市有地でありながら地盤強固の利点も生かせる
中心街地の医療基盤には欠かせない存在
(蛇田地区に持ってったって日赤と競合するし、意味無くね?)
○合同庁舎、文化センター、市民会館、公民館、体育館、
ビジネスホテル(観光客:減災のモデル地区視察などを期待)の誘致。
建て替えを余儀なくされている問題だけに、場所さえ決まればスムーズに建設が可能?
その一部を住宅化すれば、地権者にもメリット。
もちろん1階部分は非住居にすべき。
○被害が大きいNTTビル周辺(中央一丁目エリア)、
もしくは川岸の門脇地区をヨットハーバーにしちゃおう♪
川がある利点を生かせ、船で旅をするような富裕層の寄港地として有効。
地権者には接岸料等の収入が見込めるメリット。
○孫正義氏が提唱する"ソーラー発電(電田構想)"に名乗りを挙げてみる。
勝手にリンク
南向きの広大な土地(湊地区や南浜町)は太陽光発電には最適であり、
既に更地化(言葉は悪いですが...)しているので開発も容易では?
更に、
土地の買い上げではなく、借り上げとし、
発電で得られた利益の一部を土地代として還元出来れば地権者にもメリットが。
○もちろん米軍(沖縄問題も解決♪)や海上自衛隊、
東北のディズニーランド(東北ニュージーランド村ではない)誘致も
"アリ"と考えます。
要は、
人が集まる何らかの要素があればいい訳で...
#3の具体的な内容
☆川岸公園化
住吉公園から門脇地区までの土盛り堤防的公園の造成。
水害を軽減しつつ、その下に排水(下水、沢水)の集約処理施設を併設し、
浸水(冠水)時に対応。
☆防災型複合住宅ビルの建設(下記↓参照のこと)
地権者が土地を提供→完成の後、店舗、住居への無償入居→テナント収入も可能?
民間(ファンド等)で取り仕切り、行政の負担を軽減(説得しやすいのでは?)
メリット:市街地人口の増大を見込める。
区画単位で建設する事により、一時移転の店舗や住宅の回転が可能。
デメリット:有能なデベロッパーの策定困難?
☆浸水(冠水)被害が微妙な地区(立町界隈とか)での改築が容易。
膨大な費用の元に開発される土盛り案に比べ、
店舗や住宅の一階部分の”内部(床)”を10数センチかさ上げする事で、取り壊す事なく、
それを阻止、または軽減できる。
上記の排水等の集約処理施設がある事で多い日も安心♪
(※1)防災型複合住宅ビルのコンセプト
○一階は駐車場とし、二階以上は住居や店舗とする。
学生単位の単身者から家族までカバー出来る間取り。
その際、地権者はもちろん、全壊地区の住民に優先して入居してもらう。
(渡波、湊、南浜、門脇地区等からの住民増を期待)
○特区化し、住民税やその他諸々の優遇措置で入居者を募集
(蛇田、他地区に住むよりお得ですよ♪的な感じで)
○別棟の防災型集合住宅ビルとデッキで繋ぎ、増殖。
ゆくゆくは仙台駅前を小型化したような町並みを構築する
○自家発電(太陽光、風力、(ディーゼル発電含む))を併設し、
緊急時の電源を確保→平常時には売電を行う事で維持費コストの低減を図る。
※発電に関しては、北上川を利用した水力発電も視野に入れておく。
(構想としては、内海橋の下に水車(発電施設)を設置するなどしても興味深いかと)
県が押し進めるエコタウン構想にも合致。
○食料や水の災害用品を備蓄し、無線設備を設置して災害時の孤立化を防ぐ(維持管理は行政が妥当?)
○屋上にはヘリポート、もしくは航空機による救出施設を設ける。
○光ファイバーによる屋上からの太陽光を使い駐車場の照明コストの節約を期待。
宅に限らず、この地区に今後新築するすべての建物は一階部分を駐車場(非住居部)に
するといった"条例"を新設するのも一つの案。
○防災無線は各家庭にポータブル型を一台設置。
(防水、バッテリー内蔵で、非常時(停電時)には保安灯やラジオ、懐中電灯になるようなモノ)
ニーズに合わせて、一般広報と緊急情報を切り替えられれば一層ナイス(^_^)d
("石巻津波モデル"としてジャパネットあたりから売り出せば売れるかも?)
○各建物の目立つ場所に事あるごとに浸水ライン(最大滞留線)を表記して、津波被害の風化を防止する。
ってかこれも条例化する...とか
○夜の飲食店は基本的に入居不可とする。
小柳町界隈に集中出店してもらえば、地域ごとの差別化、特色を生かせるのでは?
レポート制作:S6 ちん婆 2011/05/25 加筆訂正2011/6/22
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と、
妄想炸裂なワケですが、
5月の時点では本気で考えていました。
い、いや、
今でも考えていますよ(汗)
ただ、
今の風潮としては、
何でもかんでも行政に頼ろうとする面も気になります。
「国は(県は、市は)いつまでも何やってんだ?」
などと、
良く聞く話ではありますが、
100%行政にケツを持ってもらうのではなく、
内側から突き上げるような計画の打診も必要でしょう。
「我々もここまでやるから、国も後押ししてくれないか?」
といったスタンスも必要なはずです。
ただ、
石巻という街は、
意外にも○○な人が多いですから難しいっちゃ難しい問題なんですね(汗)
今後、
若い人達が集まるような街にするためには、
私を含めた"年寄り"達もまた協力していかないといけない訳です。
でも、
あんまり激しく突っ走っちゃうと、
ついていけないご老人も多いと思いますし、
内輪だけで盛り上がっても、
自己満足で終わっちゃいますからねぇ...
これから必要になるのは、
情報の共有とバランス、
あとは実行する体力と度胸...ですかね ^^;
石巻市では、
他の市民の方々や内外から様々なアイディアを広く募っているようです。
残念ながら、
計画の策定は11月との事。
息切れする前に、
(って、実はそれが作戦という噂がありますが、ホントかなw ?)
早急に将来性のあるビジョンだけでも公にしてほしいものです。
5年後、10年後に街はこうなると提示できれば、
そうすれば、
「今は離れているが、いずれ戻ってくるゾ」
といった人達もいるでしょうし、
進出を考えている大手の企業も現れるはずです。
人が住み(人口が増加して)、人が集まる街になれば、
今まで住んでいた人、これから住む人、商売したい人、にメリットがあり、
活気が出れば税収の増加も見込め、市も潤い、
本人の努力次第で、
誰も損をしないシステムを構築できるはずです。
今までがんばりようが無かった状態から、
がんばった分だけ利を得られるようになるワケです。
ワクワクするような、そんな街になって欲しい。
切にそう願います。
おわり。
あれっ?
今回はオチがありませんねぇ(汗)
た、たまにはマジメな記事もいいかも!?
ではまたぁ
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