スモーカー第3部「起動」
スモーク記事に関する
スモーカー第1部「契機」は
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スモーカー第2部「追憶」は
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スモーカー第4部「熟成」(ベーコン編)は
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スモーカー第5部「熟成」(ロースハム編)は
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スモーカー第6部(最終章)「浄化」は
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前回、第2部は2年前の記憶を呼び戻してみましたが、
第3部「起動」は完成までの記録となります。
ってか、やっとこ完成まで漕ぎ着けたワケですが
まずはキレイにお掃除から。
磨けば結構光るのね
興味のある方は”続きを読む”からご覧下さい。
それから、
2年もの間、放置する事になった原因、→電源ユニットを
なんとか取り外して、しばし考える
..........。
そもそも一体化しようとした所に無理がある訳で、
毎日使う訳ではないのだから、
使うときだけ側にあればいいのでは?
さっそく本体に「引っかけ」てみた所、実にしっくり来るではないですかー。
照明に使う配線は、コネクターからユニットと分離させて、脇にタッパーで収納。
これで使うときだけ接続して、利用出来ますね ^^
次は電熱器の扉。
分解したときの囲いをうまく扉状に加工して、
照明スイッチの穴を利用して取っ手を付けます。
片側にちょう番を付ければ、まるでどっからか買って来た様な出で立ちになりますね。
当初懸念していた機械室の隙間は、空気穴として利用出来ないかと思い直して、
そのまま燻煙実験してみました。
煙を充満させれば漏れ出た所から何処を修正するか見えて来るハズです。
まずは2年前に買っておいたチップを開封。←大丈夫?
サーモを通さずに直に焚き付けます。
スモークが充満した庫内。
以外にも大きな漏れはアリマセン。
使用時には通常、排煙口は閉じたままですが、
微調整として、煙突をこのように接続しておくと、
機械室の隙間から煙が漏れ出す事もありません。
......成功です
2年越しにようやく完成!
しかし、ここはWish FIELDですからね、
いや、浅知恵満載って意味です。
落とし穴がありました.....。
断熱性能を検証しようとした時です。
庫内の温度を80℃に設定して外側との温度差を見てみようかと思い、
電源を入れました。
ところが、思うように温度が上がりません。
?
時より庫内から「カッチッ」と機械音が聞こえてきます。
?
よく見ると、さっきまで赤々としていた電熱器が、
黒くなってます。
ハタと気がつきましたよ
ご丁寧に、
この電熱器には強弱の切り替えスイッチが備わってまして、
コレが悪さをしているのではないか......。
そうだとすると、外部のサーモでいくら電気を供給しても、
電熱器側で遮断されればどーしようもない訳です。
アイヤ〜
とりあえず電熱器を分解して策を練るしかないですね
裏蓋を外すと簡単な内部構造が露になります。
バイメタル式の温度調節器が見えました。
その時の設定(強、中、弱)によって、
設定の相対温度以上に温度が上がり過ぎないようになっていたようです。
恐らく、庫内の温度(電熱器の周囲の温度)が上がりすぎて、
バイメタルが誤作動してしまったのでしょう。
多分......。←てきとーな解釈ですが。
まあ、安売りの電熱器にしては上手い作りです。
でも、それでは我がスモーカーは機能しないわけで、
当然、改良が必要になってきます。
単純に、バイメタルをショートカットすればいいのでは?。
やりました。
任務遂行のために。はい。
スモーカーに使われる事など想定していない電熱器ですから、
電熱器本体の温度はかなり熱くなります。
上部で150℃、下部で50℃くらい。
その証拠に、調整つまみのシールが変形してます。
写真はありませんが、
ついでに電気コードの取り入れ口とスイッチの位置を下部側に持って来て、
スモーカー仕様?に改良しました。
で、
断熱性能はどうなったかって?
大変満足のいく結果になりましたよ^^
庫内が80℃の時、
外側は、24℃
流石は元冷蔵庫。
断熱性に衰えはありませんね
ここで訂正があります。
前記事で投下資金は1万円以下と書きましたが、
電熱器やその他諸々の材料費を再計算したところ、
2万円近くなってしまいました。m(_ _)m
これなら、最初から既製品を買えば良かったと
今更ながら自己嫌悪に陥ります。
あ、
でも、
中身が見えるスモーカーは最高ですよ〜
↑負け惜しみでしょうか?
ではまた。
次回はいよいよ薫製を作る実験をします。
3部作が4部作に、もっと延びるかも......です
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