いくつかのトンネルを抜けて、
宮城側に入った時には、雪は止んでいました。
ほっ。
しかし、
いつ降り出してもおかしくないくらいの空模様です。
あの勢いで雪雲が山を越えて来たら、
明日の朝は辺り一面銀世界になりますね〜 ^^
その時はその時で、
楽しそうなので、心の中はウキウキなんですが...
デイ・アフター・トゥモロー並に、
突然−50℃とかにならない限り死ぬ事はないでしょう(笑)
な~んて、短絡思考全開です...
写真が思いのほか無いんで、
朝になるまで文章のみでお送りします。
いろいろと、想像力を働かして読み進めて下さい。
BCに戻る前に、
アルバイターズが買物に行きたいと言い出しました。
私「近くのコンビニ(その名も"鬼っこ")じゃダメなの??」
ア「ダメなんです!」
私「何買おうってのよ?......そいじゃ、先に行って始めてるから(宴会を)さ」
鳴子ダムに行く前に、
スクリーンタープをフルクローズにして、
炭を足して出かけたのが大正解!
炭火は消えかかっていましたが、
タープの中はほんのりと暖かいまま♡
この調子なら、
冷え込みがきつくても何とかなりそうですね。
今夜のメニューは、
奥様特製ラザニア!
12インチのスーパーディープを最大限に活用した、
大量のラザニアを作ります。
出来上がりはこれ。
チーズたっぷりであったまるぅ〜 ^^
夜食はこれにご飯を入れてリゾットか。
なんにしても、
寒い日の夜は暖かい食事が何よりの御馳走です。
でも、
この夜写真をほとんど撮る事が出来ませんでした。
腹が減ってたからそれどころじゃない!?(笑)
メインディッシュはN村君特製お好み焼き。
彼とは大学1年の時からの付き合いですが、
事あるごとに、お好み焼きを語り出します。
まぁ、出身が関西なんで相当のこだわりがあるようですが、
4年生になった今の今まで、
その自慢のお好み焼きを誰一人食べた事が無いのです!
おたおたしていると、
卒業して逃げられてしまいますから、
今回、
二日目の夕ご飯をお好み焼きに設定して、
作ってもらう事を提案しました。
もちろん遠回しな強制です
楽しみですねw
アルバイターズが帰って来ないので、
晩餐の準備がてらに、
ランタンやらバーナーやらに燃料を入れようと思った時です。
......ガス欠?
持って来たホワイトガソリンの残量が僅か!
ヤバいです。
単に予備の缶を忘れてきたのが直接の原因ですが、
よりによって持って来たのは1リットル缶1個。
完全にアウト
さてどーするか?
そうだ!
電話しよう(アルバイターズに ^^ )
「もしもし、今ドコにいる?」
「鳴子のスーパーです」
「なんでそんなとこまで行ってんの!?」
「ウーロン茶が....]
「ウーロン?? まぁいいや、ホワイトガソリン買って来て」
「なんすか、ホワイトナントカって」
ホワイトガソリンを説明 ヽ(;´Д`)ノ
「......無かったら、鬼首の湯に行けば置いてあるから」
「どーせ風呂に入って来るんだろ?」
「そーですね。買って帰ります」
ガソリンの件は何とかなりそう。
気を取り直して、
我家の寝床の準備をしなければ。
昨日の気温でも、
かなり寒い寒いって言ってましたから、
それより寒いであろう今夜はなんとかしないと。
ガスランタンを中に吊るして、
テント内を暖めます。
経験上、250缶で一晩持ちます。
コレ、
一歩間違うと
一家心中になりますから、
あくまでも、
高性能シュラフはもちろん、湯たんぽやカイロ等をオススメしますけどね。
宴会場も暖まって、
ラザニアも完成した頃に、
アルバイターズが戻ってきました。
N村君はじめ、
4人で協力してお好み焼きを仕込み始めます。
本格的だね。
ヤマイモをスリおろすY原君。
顔がマジだよ
「ところでホワイトガソリン幾らだった?」
「1300円でした」
「やっぱ高けーな、足下見てるし...」
「あ、お金いっすよ」
「なんで?マジ?」
「博物館おごってもらったんで ^^」
今夜は彼らに甘えよう(笑)
そー言えば、
昨日の晩に、
何処からか猫の鳴き声が聞こえてきましてね、
せのきんさんが、
「ここの主だな」
なんて言っていたのですが、
宴もたけなわの頃、
近くまでやってきました。
宇宙人達が捕獲、餌付けに成功!
って、
まるまるしてんじゃん!?
どんだけいい待遇?
おそらくこの場所にBBQやらキャンプに来る人たちから、
ずいぶんとエサを貰っているんでしょう。
餌付けどころか触っても逃げませんし...
案の定、
宇宙人達はつれて帰ると言い出しましたが、
......
却下です!
お好み焼きの具にしなければなりませんから ( ̄∇+ ̄)vニヤリッ
そんなかんなで、
二日目の晩も大分盛り上り
途中で宇宙人達とケンカしたりして、
酔いが回る頃には、
夜もだいぶ更けてきました。
え?
お好み焼きはどうだったって?
これが絶品でした!
写真が無いのが残念でなりませんが、
このお好み焼きなら、
是非にまた食べたいと思う出来映えでしたね。
ごちそうさま。
N村君。と、その仲間達。
トイレに行くためにタープから出ると、
ガクガクプルプル {{(>_<)}}
寒みぃ
このままアルバイターズがあの装備のテントで寝れば、
たぶん死にます ( ̄□ ̄;)!!
真逆に、
タープの中は半袖でもいけるくらいの暖かさ。
昨日、せのきんさんは言いました。
「ここで炭火にあたりながら寝ればいいよ」
「絶対テントより暖ったかいよ...」
「山形の人は
みんなタープ寝だから...」
「タープ寝、思い出になるよ〜 (笑)」
アルバイターズはなにやら相談を....
「どーする?」
なぜかタープ寝に抵抗を感じるアルバイターズ達。
結局、
タープ寝を選択した彼らでしたが、
この話し合いが結構面白かったです。
だってマジなんだもの
換気対策は講じているので、
一晩中炭を焚いていても大丈夫なはずです。
下から冷気が入って来るので、
あとは工夫次第で寒さを克服出来るでしょう。
彼らにちょっとだけヒントを与えて、
私は眠りにつきました。
zzzzzzz...zzzz
夜中に何回か目が覚めましたが、
我家のテント内は10℃をキープしたままです。
作戦成功
アルバイターズは?
明日の朝に生死の確認をしにいかなければなりませんね。
仮に、
死んでいたとしても、
今、発見して大騒ぎするのも面倒なので、
朝まで気が付かなかった事にしましょう ( ▼o▼ ) ニヤリッ
いや、
そもそも一緒に居なかった事にすれば....
zzzzz...zzz
オハヨウゴザイマス
朝5:30
テントから出てみると、
やっぱり雪が積もっていましたよ。
少しだけど...
国道の温度計を見てみると...
薄暗くてピントが...
シャッタースピードを速めにして、
もう一度。
なんとか読めます?
0℃ですね (-。−;)
山々はすっかり雪化粧って感じです。
あ、そーだ、
奴らは無事か!?
そ〜と、タープを覗くと、
段ボールを敷いて...
炭を囲むように4人の若者が倒れています。
!!!!!!
つーか、寝ていました。
生きてたようですね
でも、
折角炭火で暖をとっているのに、
なんで床に寝てんの?
コンクリートだぜ!?
しかもスクリーンタープのスカートから、
冷気が容赦なく入って来てますし
A保君が起きていました。
横になりながら、
「昨日...寒くて..順番...みんなで...炭を...N村は...起きなくて..3人...」
聞けば、
どうしても一酸化炭素中毒が気になって気になって、
わざわざ携帯で調べて、空気より軽いとか言い出して、
少しでも低い所でって、
結局床で寝る事になったらしい。
アホか!
比重はさほど変わらないし、
それより二酸化炭素の方がよっぽど...
炭火の熱による上昇気流で...
そもそもCOは不完全燃焼が...
言おうとしたけど止めました。
だってもう朝だしね(笑)
奥さんも起きてきましたよ \(⌒▽⌒)/
昨夜は全然寒くなかったみたい。
熟睡出来たようです。
昨日の晩に浸け置きしていた洗い物を片付けに、
炊事棟に来ましたが、
水は...
意外にあったかい
?
温泉がある所なので、
地熱のせいかな?
サクサクと洗い物を済ませると、
なにやら怪しげな人影が近づいてきます。
怪「おはようございます」
私「あ、おはようございます」
怪「あの〜、こちらでキャンプをされている方ですか?」
私「そうですけど...(ってかオレらしかいないでしょ?)」
怪「わたし、
CIA国土交通省の者なんですが...」
私「は?
しいあいえい国交省?」
話を聞けば、
国土交通省に委託された民間の調査会社の方で、
休日に国の施設での利用状況を調べているらしい。
年に4回、朝6時から夕方の4時までだそうだ。
奥さんがコーヒーを入れてくれたので、
東屋にお誘いして、
アンケートに協力しました。
私「で、こんな所でアンケートですか?」
調「そうなんです。今日は鳴子ダムにも一人張り付いています」
私「なんでまたこんな日に?ここ誰も来ませんよ(たぶん...)」
調「みたい...ですね」
調「どちらから来られたんですか?」
私「バージニア州のラングレーです」
調「ここの施設はどうですか?利用しやすいですか?」
私「利用するのは2回目ですが、人のいない所が気に入っています」
アンケート用紙に記入しながら、
談笑が続きました。
私「ほいじゃ、あんまりがんばらないでね」
調「コーヒーごちそうさまでした ^^ 」
アルバイターズも起き出してきたので、
朝ご飯でも食べましょうか。
残念ながら、
2日目の朝食は"ひっぱり"ではありませんよ
腹も一杯になった頃、
国道の温度計は、
2℃。
気温が上がってきましたね。
宇宙員達のテンションも上がります
雪が降ったので尚更。
ってか、何枚着込んでるの!?
後ろ姿が私にそっくり。
一緒に暮らしていると、似て来るんですかね?
雪を集めて何か作ると言いっています。
雪、少なすぎだよ。
もっと雪が降ったらイグルーとか作って遊ぼう ^^
で、場所はどこにする!?
そう言えば、
以前帰る時に見つけた"恋人岬"に行ってみましょうか
散策路がありまして、
どうらや恋人岬まで続いているようです。
落ち葉の道
なんすか、コレ?
家に帰って、
母親に尋ねたら、
「コレ、食ったら死ぬぞ!」
って言われて... ∑( ̄[] ̄;)
雪は降ったり止んだり...
置いてかれちゃうぞ!
着きました。
恋人岬
って、
鬼は無いだろ、鬼は (* ̄o ̄)
岬というぐらいですから、
丘の突端に位置しています。
眺めは最高ですね。
柵を乗り越えて、
突端部から下を覗き込むと...
!!!!
です!
誰ですか〜、
こんな所でワンカップなんて...
持って帰れよ( ̄△ ̄;)
食える?
↑↓ 場所によって色付きが違うってのは、面白いですね
うりゃ!!
3号、ダメだよ壊しちゃ
ウソ。
シロアリにやられていたようです
また来たいですね、ココ。
ねえ、
ミモンパさん? ^^
さて、
片付けも終わった所で帰りましょうか。
痕跡を消去して、
撤収→現地解散です。
アルバイターズはこの後、温泉に。
かぶるのはなんかイヤなんで、(←なんで?)
我家は違う温泉に行きました。
あ、
調査員の方は、
サボタージュなんかせずに、
ちゃんと調査してましたよ 。
前原大臣 ^^
エピローグ
もしかしたら、
このメンツで遊べる事はもう無いかもしれません。
何十年か後に、
オッサンになったアルバイターズにまた会ってみたいものですね。
そん時は、
まともなシュラフを用意してこいよ
photo by 2号
荒雄湖畔公園でガクガクプルプル
やっと終わりました。
これで、
「割箸は薪になれるか?」の実験レポに取り組めます ^^;
長きにわたり閲覧して頂いてありがとうございました。
またのお越しをお待ちしています。
では
荒[尾]ではなく[雄]湖畔公園でガクガクプルプル1 序章は
コチラ
荒雄湖畔公園でガクガクプルプル2 再会編は
コチラ
荒雄湖畔公園でガクガクプルプル3 鳴子ダム編は
コチラ
荒雄湖畔公園でガクガクプルプル4 旧国道108号線編は
コチラ
荒雄湖畔公園でガクガクプルプル5 秋の宮温泉郷編は
コチラ
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