荒雄湖畔公園でガクガクプルプル6 最終回(だと思う...)

ちん婆

2009年11月20日 04:47

荒[尾]ではなく[雄]湖畔公園でガクガクプルプル1 序章はコチラ
荒雄湖畔公園でガクガクプルプル2 再会編はコチラ
荒雄湖畔公園でガクガクプルプル3 鳴子ダム編はコチラ
荒雄湖畔公園でガクガクプルプル4 旧国道108号線編はコチラ
荒雄湖畔公園でガクガクプルプル5 秋の宮温泉郷編はコチラ




秋の宮温泉郷を後にした我々は、

雪が降る中、


荒雄湖畔公園に戻ります

はたしてBCは無事なのか!?

この先の展開に興味のある方は、

↓”続きを読む”からドーゾ ^^;


いくつかのトンネルを抜けて、

宮城側に入った時には、雪は止んでいました。

ほっ。

しかし、

いつ降り出してもおかしくないくらいの空模様です。

あの勢いで雪雲が山を越えて来たら、

明日の朝は辺り一面銀世界になりますね〜 ^^

その時はその時で、

楽しそうなので、心の中はウキウキなんですが...

デイ・アフター・トゥモロー並に、

突然−50℃とかにならない限り死ぬ事はないでしょう(笑)

な~んて、短絡思考全開です...



写真が思いのほか無いんで、

朝になるまで文章のみでお送りします。
いろいろと、想像力を働かして読み進めて下さい。



BCに戻る前に、

アルバイターズが買物に行きたいと言い出しました。

私「近くのコンビニ(その名も"鬼っこ")じゃダメなの??」
ア「ダメなんです!」
私「何買おうってのよ?......そいじゃ、先に行って始めてるから(宴会を)さ」




鳴子ダムに行く前に、

スクリーンタープをフルクローズにして、

炭を足して出かけたのが大正解!

炭火は消えかかっていましたが、

タープの中はほんのりと暖かいまま♡

この調子なら、

冷え込みがきつくても何とかなりそうですね。



今夜のメニューは、

奥様特製ラザニア!

12インチのスーパーディープを最大限に活用した、

大量のラザニアを作ります。


出来上がりはこれ。


チーズたっぷりであったまるぅ〜 ^^

夜食はこれにご飯を入れてリゾットか。

なんにしても、

寒い日の夜は暖かい食事が何よりの御馳走です。


でも、
この夜写真をほとんど撮る事が出来ませんでした。


腹が減ってたからそれどころじゃない!?(笑)



メインディッシュはN村君特製お好み焼き。

彼とは大学1年の時からの付き合いですが、

事あるごとに、お好み焼きを語り出します。

まぁ、出身が関西なんで相当のこだわりがあるようですが、

4年生になった今の今まで、

その自慢のお好み焼きを誰一人食べた事が無いのです!


おたおたしていると、

卒業して逃げられてしまいますから、

今回、

二日目の夕ご飯をお好み焼きに設定して、

作ってもらう事を提案しました。

もちろん遠回しな強制です

楽しみですねw



アルバイターズが帰って来ないので、

晩餐の準備がてらに、

ランタンやらバーナーやらに燃料を入れようと思った時です。


......ガス欠?


持って来たホワイトガソリンの残量が僅か!

ヤバいです。

単に予備の缶を忘れてきたのが直接の原因ですが、

よりによって持って来たのは1リットル缶1個。

完全にアウト

さてどーするか?


そうだ!

電話しよう(アルバイターズに ^^ )

「もしもし、今ドコにいる?」
「鳴子のスーパーです」
「なんでそんなとこまで行ってんの!?」
「ウーロン茶が....]
「ウーロン?? まぁいいや、ホワイトガソリン買って来て」
「なんすか、ホワイトナントカって」

 ホワイトガソリンを説明 ヽ(;´Д`)ノ

「......無かったら、鬼首の湯に行けば置いてあるから」
「どーせ風呂に入って来るんだろ?」
「そーですね。買って帰ります」


ガソリンの件は何とかなりそう。


気を取り直して、

我家の寝床の準備をしなければ。

昨日の気温でも、

かなり寒い寒いって言ってましたから、

それより寒いであろう今夜はなんとかしないと。


ガスランタンを中に吊るして、

テント内を暖めます。

経験上、250缶で一晩持ちます。

コレ、

一歩間違うと一家心中になりますから、

あくまでも、

高性能シュラフはもちろん、湯たんぽやカイロ等をオススメしますけどね。



宴会場も暖まって、

ラザニアも完成した頃に、

アルバイターズが戻ってきました。

N村君はじめ、

4人で協力してお好み焼きを仕込み始めます。

本格的だね。

ヤマイモをスリおろすY原君。

顔がマジだよ



「ところでホワイトガソリン幾らだった?」
「1300円でした」
「やっぱ高けーな、足下見てるし...」
「あ、お金いっすよ」
「なんで?マジ?」
「博物館おごってもらったんで ^^」


今夜は彼らに甘えよう(笑)


そー言えば、

昨日の晩に、

何処からか猫の鳴き声が聞こえてきましてね、

せのきんさんが、

「ここの主だな」

なんて言っていたのですが、

宴もたけなわの頃、

近くまでやってきました。

宇宙人達が捕獲、餌付けに成功!


って、

まるまるしてんじゃん!?

どんだけいい待遇?

おそらくこの場所にBBQやらキャンプに来る人たちから、

ずいぶんとエサを貰っているんでしょう。

餌付けどころか触っても逃げませんし...

案の定、

宇宙人達はつれて帰ると言い出しましたが、

......

却下です!



お好み焼きの具にしなければなりませんから ( ̄∇+ ̄)vニヤリッ



そんなかんなで、

二日目の晩も大分盛り上り

途中で宇宙人達とケンカしたりして、

酔いが回る頃には、

夜もだいぶ更けてきました。



え?

お好み焼きはどうだったって?

これが絶品でした!

写真が無いのが残念でなりませんが、

このお好み焼きなら、

是非にまた食べたいと思う出来映えでしたね。

ごちそうさま。

N村君。と、その仲間達。



トイレに行くためにタープから出ると、

ガクガクプルプル {{(>_<)}}


寒みぃ



このままアルバイターズがあの装備のテントで寝れば、


たぶん死にます ( ̄□ ̄;)!!


真逆に、

タープの中は半袖でもいけるくらいの暖かさ。

昨日、せのきんさんは言いました。



「ここで炭火にあたりながら寝ればいいよ」
「絶対テントより暖ったかいよ...」
「山形の人はみんなタープ寝だから...」
「タープ寝、思い出になるよ〜 (笑)」



アルバイターズはなにやら相談を....

「どーする?」

なぜかタープ寝に抵抗を感じるアルバイターズ達。

結局、

タープ寝を選択した彼らでしたが、

この話し合いが結構面白かったです。

だってマジなんだもの



換気対策は講じているので、

一晩中炭を焚いていても大丈夫なはずです。

下から冷気が入って来るので、

あとは工夫次第で寒さを克服出来るでしょう。


彼らにちょっとだけヒントを与えて、

私は眠りにつきました。

zzzzzzz...zzzz



夜中に何回か目が覚めましたが、

我家のテント内は10℃をキープしたままです。

作戦成功

アルバイターズは?

明日の朝に生死の確認をしにいかなければなりませんね。

仮に、

死んでいたとしても、

今、発見して大騒ぎするのも面倒なので、

朝まで気が付かなかった事にしましょう ( ▼o▼ ) ニヤリッ

いや、

そもそも一緒に居なかった事にすれば....


zzzzz...zzz






オハヨウゴザイマス





朝5:30

テントから出てみると、

やっぱり雪が積もっていましたよ。

少しだけど...





国道の温度計を見てみると...


薄暗くてピントが...

シャッタースピードを速めにして、

もう一度。


なんとか読めます?

0℃ですね (-。−;)


山々はすっかり雪化粧って感じです。






あ、そーだ、

奴らは無事か!?


そ〜と、タープを覗くと、

段ボールを敷いて...

炭を囲むように4人の若者が倒れています。


!!!!!!







つーか、寝ていました。

生きてたようですね

でも、

折角炭火で暖をとっているのに、

なんで床に寝てんの?

コンクリートだぜ!?

しかもスクリーンタープのスカートから、

冷気が容赦なく入って来てますし



A保君が起きていました。

横になりながら、

「昨日...寒くて..順番...みんなで...炭を...N村は...起きなくて..3人...」

聞けば、

どうしても一酸化炭素中毒が気になって気になって、

わざわざ携帯で調べて、空気より軽いとか言い出して、

少しでも低い所でって、

結局床で寝る事になったらしい。

アホか!


比重はさほど変わらないし、
それより二酸化炭素の方がよっぽど...
炭火の熱による上昇気流で...
そもそもCOは不完全燃焼が...

言おうとしたけど止めました。


だってもう朝だしね(笑)




奥さんも起きてきましたよ \(⌒▽⌒)/


昨夜は全然寒くなかったみたい。

熟睡出来たようです。



昨日の晩に浸け置きしていた洗い物を片付けに、

炊事棟に来ましたが、

水は...

意外にあったかい



温泉がある所なので、

地熱のせいかな?

サクサクと洗い物を済ませると、

なにやら怪しげな人影が近づいてきます。


怪「おはようございます」
私「あ、おはようございます」
怪「あの〜、こちらでキャンプをされている方ですか?」
私「そうですけど...(ってかオレらしかいないでしょ?)」
怪「わたし、CIA国土交通省の者なんですが...」
私「は? しいあいえい国交省?」


話を聞けば、

国土交通省に委託された民間の調査会社の方で、

休日に国の施設での利用状況を調べているらしい。

年に4回、朝6時から夕方の4時までだそうだ。

奥さんがコーヒーを入れてくれたので、

東屋にお誘いして、

アンケートに協力しました。


私「で、こんな所でアンケートですか?」
調「そうなんです。今日は鳴子ダムにも一人張り付いています」
私「なんでまたこんな日に?ここ誰も来ませんよ(たぶん...)」
調「みたい...ですね」

調「どちらから来られたんですか?」
私「バージニア州のラングレーです」
調「ここの施設はどうですか?利用しやすいですか?」
私「利用するのは2回目ですが、人のいない所が気に入っています」


アンケート用紙に記入しながら、

談笑が続きました。

私「ほいじゃ、あんまりがんばらないでね」
調「コーヒーごちそうさまでした ^^ 」




アルバイターズも起き出してきたので、

朝ご飯でも食べましょうか。


残念ながら、

2日目の朝食は"ひっぱり"ではありませんよ



腹も一杯になった頃、

国道の温度計は、


2℃。

気温が上がってきましたね。

宇宙員達のテンションも上がります

雪が降ったので尚更。


ってか、何枚着込んでるの!?


後ろ姿が私にそっくり。

一緒に暮らしていると、似て来るんですかね?


雪を集めて何か作ると言いっています。


雪、少なすぎだよ。

もっと雪が降ったらイグルーとか作って遊ぼう ^^

で、場所はどこにする!?



そう言えば、

以前帰る時に見つけた"恋人岬"に行ってみましょうか


散策路がありまして、

どうらや恋人岬まで続いているようです。

落ち葉の道


なんすか、コレ?


家に帰って、

母親に尋ねたら、

「コレ、食ったら死ぬぞ!」

って言われて... ∑( ̄[] ̄;)


雪は降ったり止んだり...


置いてかれちゃうぞ!



着きました。

恋人岬


って、

鬼は無いだろ、鬼は (* ̄o ̄)



岬というぐらいですから、

丘の突端に位置しています。

眺めは最高ですね。


柵を乗り越えて、

突端部から下を覗き込むと...


!!!!



です!


誰ですか〜、

こんな所でワンカップなんて...


持って帰れよ( ̄△ ̄;)



食える?






↑↓ 場所によって色付きが違うってのは、面白いですね






うりゃ!!


3号、ダメだよ壊しちゃ













ウソ。

シロアリにやられていたようです








また来たいですね、ココ。

ねえ、ミモンパさん? ^^






さて、

片付けも終わった所で帰りましょうか。

痕跡を消去して、


撤収→現地解散です。


アルバイターズはこの後、温泉に。

かぶるのはなんかイヤなんで、(←なんで?)

我家は違う温泉に行きました。


あ、

調査員の方は、

サボタージュなんかせずに、

ちゃんと調査してましたよ 。

前原大臣 ^^















エピローグ




もしかしたら、


このメンツで遊べる事はもう無いかもしれません。


何十年か後に、


オッサンになったアルバイターズにまた会ってみたいものですね。





そん時は、


まともなシュラフを用意してこいよ



photo by 2号











荒雄湖畔公園でガクガクプルプル 

やっと終わりました。

これで、
「割箸は薪になれるか?」の実験レポに取り組めます ^^;

長きにわたり閲覧して頂いてありがとうございました。
またのお越しをお待ちしています。


では







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